学校GWTについて

スイスイさかなより
スイスイさかなより

 グループワーク・トレーニングとは、グループで課題を解決をし、そのときのことを振り返ることにより協力のよさや互いに関わり合うときにどのような言動をすればよいかなどの気づきを得られるプログラムです。

 本研究会では、学校で活用しやすいように45分や50分で実習とふりかえりを行うように財をつくっています。

 

 日本学校GWT研究会は、日本に初めてGWTを紹介した坂野公信氏に出会い発足しました。私たちは、子どもたちのよりよい人間関係づくりをめざして、成人を対象として開発され活用されてきたGWTの有効性を認め、これを学校教育にとり入れようと考え、児童生徒の発達段階に応じた学校一単位時間内で行うことができる、学校GWTの研究開発を独自に進めています。
 この会が発足して30年になります。学校GWTをクラスにとり入れ、「学級が変わった」「グループの動きが見えるようになった」「子どもの見方が変わった」という声が聞かれます。また、1987年に初めての本を出してから「学校GWT体験をしてみたい」という声も多く聞かれるようになりました。そのため、新しい学校GWT財の開発を行う一方で、講習会を主催しています。また、さまざまな研究会の研修、教育委員会主催の子ども向けの会、各市ジュニアリーダー養成講習会の講師などの活動もしています。


学校GWTでの気づきの順

 次の3つの気づきによって、子どもは自ら行動変容していくと考えています。

 

① 協力する(異質の協力)よさに気づく

② 他者のよさに気づく

③ 自分のよさに気づく

 

 ここで「よさ」というのは、「個性」「その子らしさ」という意味の「よさ」であり、「善し悪し」といった評価を意味する「よさ」を指しているのではありません。

 

 そして、気づいて行動変容していく主体は、「子ども自身」であることを大切にしています。わたしたち教師(おとな)が押しつけるのではありません。子ども自らが気づいて行動変容していけるよう、いかに援助できるかが鍵です。

 援助する方法の一つとして、学校GWTを提案します。

 

 

 

学校GWTの分野

 しっかりと子どもたちの実態を観察し、めざすビジョンをもって、そのビジョンに適した財を選び実施することが大切です。実態に応じて、様々な分野のGWT財を開発しています。

 

● 互いを知り合うGWT財

 初めて出会ったとき、理解を深めたいとき、人との関係づくりのきっかけになるGWT財です。

 はじめましてインタビュー/きいてびっくり!へぇ~なるほど/今、思うこと など 

 

● 力を合わせるGWT財

 協力するとはどんなことか、協力するよさに気づく財です。

 人間コピー/絵まわしドン!/スイスイさかな/かたちをつくろう/えっ?絵っ?えぇ~!? など

 

● 聴き方を学ぶGWT財

 「人の言っていることを正確に受け取る」「言いたいことを人に正確に伝える」とはどういう子とかを具体的に考えるGWT財です。

 ぼくらは建築家/ぼくらはジョーズ/なにができるかな/マルトセン など

 

● 情報を組み立てるGWT財

 それぞれが持っている情報を「言葉」を使ってやりとりしながら、課題を解く活動を通して、情報を整理したり共有したりしていく方法に気づく財です。

 わたしたちのお店やさん/先生ばかりが住んでいるマンション/なぞのマラソンランナー など

 

● コンセンサスのよさを学ぶGWT財

 多数決ではない集団決定の方法(合意=コンセンサス)を体験する財です。

 火事だよ!/ぼくらのリーダー/ぼくらのクラス/詩を読もう/いわれてうれしい言葉 など

 

● 友達から見た自分を知るGWT財

 他者のよさを具体的に見つけ、伝える活動を通して、互いに一人の人として認め合う体験をする財です。

 他己紹介ビンゴ/あなたにプレゼント/いいとこみ~つけた/しあわせ宅配便 など

 

● フィールドを利用したGWT財

 実施場所を戸外に移しダイナミックな活動を取り入れたGWT財です。

 野外炊事GWT/フォトラリー/キョロキョロたんけん/満点ポイントラリー など

 

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